アジア系アメリカ人イベント 浴衣でモデル

Asian American Heritage month

Heritageは遺産という意味ですが、それと先祖から引き継いだものという意味もあります。

この場合は人種(引き継いだ血)でアジア(系)アメリカ人になります。

基地のイベントで5月はアジア系アメリカ人の月(パシフィック諸島も含む)で理解を深めましょうという企画です。

たくさんの人種が集まる国、こういうイベントでお互いの国や文化の知識を深めます。

で、軍関係の人から連絡が来ました。

「Tomotanって日系だよね?こういうイベントあるんだけど、着物か浴衣着て、あと持ち寄りの日本の食べ物作ってくれる?」

「なんか持って行くの?いいよ。浴衣でいいなら着ていく」とお返事。

着物もあるし自分で着れるんですけど、なんせ何十年も衣装ケースの中。ど、どうなってるのか怖い。浴衣は木綿なので洗えます。

稲荷寿司とかでいいかなと思ったのですが暖かい食べ物のほうが喜ばれるらしいので、夫のリクエストもあり焼きそばにしました。

麺は中華の乾麺を使って、にんじん、ネギ、玉ねぎ、キャベツで野菜だけ。野菜は醤油で別に炒めて後から麺(こちらはソース)と混ぜました。

一番大きなフライパン2個使いましたけど、ちょっと少なかったかな。

 

朝作って、浴衣着て行ってきました。屋台っぽい感じかな?って思ってたんです勝手に。浴衣着て焼きそばのサーブ、みたいな。

会場に行って焼きそば渡すと「リハーサルするからね」と。

「は?なんの?」

「まっすぐ歩いてもらって、途中でくるっとまわって戻ってきてね、ポーズつけてもいいよ」

「はい??」

キャットウオーク(ランナウエイ)を歩けって言うんです。各国衣装の女性たち大騒ぎ「うげえ~~聞いてないよ~!!」

で、一人ずつリハーサル。

私の番で係りの人が「ここからこう歩いていって……」って言いかけた絶妙の間で「帰っていい?」めっちゃ受けた。I like it!って大笑い。やっぱりは大事。

つかみは良し。初めての人は笑わせたい派なので←なんの派?

いやいや、ふざけてる場合じゃないです。びっくりしましたけど、まあ小さい会場だし、皆軍関係だし良いかなと。それよりいろいろな衣装が見られてとても楽しかったです。

チャイナドレスとか韓国のチマチョゴリとかインドのサリーも素敵でした。男性のラオスやフィリピンの衣装も良かった。

私の浴衣も「一緒に写真撮ってー」って言われて嬉しかったです。

親友ちゃんに昔いただいた桜柄の初めて着られました。ありがとう。褒めてもらったよ~。

 

なんかもう胸がキューンって言うか誇らしいって言うか。

皆、何となく同じ表情だったような気がします。

きっと大事にとっておいた国の衣装。それを着て褒められると嬉しいよね。

何人かと話をしました。韓国の人やインドの人。国籍変えたり2世だったりして、名前がもうルーシーとかエリザベスなんですね。

実は私も国籍変える時に名前変えようとしていてエリザベスは候補でした(笑)どうせならこってこてがいいなって。エリザベス・リリー・ローズとか(爆)家族にめちゃくちゃ反対された~。変えなくて良かった。

はじめにマーシャルアーツのパフォーマンス。

フィリピンの棒で戦う術(名前忘れてしまった~!)やタイキック 道場というかクラスが結構近くだったので、今度見に行こうと思いました。ナイフからのセルフディフェンスの技がすごく良かった。それをしたのはハーフの女性でお母さんは北海道出身なんだそう。「あなたのパフォーマンスすごく良かった」と声を掛けたら「ありがとう!でも一回刺された」って笑ってました。偽ナイフで良かったね。

それから中国の絢爛豪華な踊りがあり、いよいよファッションショー。ビデオも撮られた~ふい~。

夫が写真を撮っていて後から見たら、めっちゃ笑ってて楽しそうでドン引き(笑)無意識でこんな顔してたんだ、すっごい出たがりの人みたい。

でも長い冬閉じこもっていたのでなかなか楽しい一日でした。

そして焼きそばは「おいしい~」と大ヒットでした。良かった。