読んだ本の感想 私の小さなかけらをすべて

私の小さなかけらをすべて  ジリアンホフマン

ジリアンホフマンは「報復」にまずがっつんとやられました。すごく怖い連続殺人犯の話なのですが、作者自身が検事補だったこともあり、裁判の様子がすごくリアルなのです。法廷物が大好きなので、とても気に入って、続編の「報復ふたたび」 「報復、それから」も購入しました。これは検事補CJ対キューピットのシリーズです。

それから題名通りの裁判もの「心神喪失」未成年事件に焦点を当てた「いとけなく愛らしい者たちよ」どちらもドキドキと面白く読みました。

そして、今回の「私の小さなかけらをすべて」

途中まで本当に面白かったんです。途中までって書いちゃったけど。

まず気に入らなかったのが主人公のフェイスです。読んでいて始終イライラさせられます。それでも、いるよねーこういう人。あーあ、やっちゃったとか思いつつ、展開がすごく面白くて夢中で読みました。

人生は常に選択を迫られて「あの時ああしていれば」ということもありますよね。この本の帯についている文が

「もにあのとき、車のドアを開けていたら……。」です。

運命がくるくると変わっていく女性。何よりもメディアの怖さにぞっとしました。

こちらのワイドショーにあたるようなテレビ番組の名前がそのまま出てきますし、夫と一緒に見るドラマがブレイキングバッドとかウオーキングデッドですごくリアリティーありました。

おもしろいのは実在の連続殺人犯の名前に交じって(フロリダのキューピッド)と「報復」に出てくる殺人鬼の名前も出てくるところ。私のようにずっと読んでいる人にはニヤッとするところです。

途中まで面白かったと書いたのは最後がとっても中途半端だったからです。

ここで終わりだといいのにと思う箇所が2,3か所ありましたが、ちょっとずるずると続きます。ああ、なるほどとは思いましたが、622ページもあるのに、すっきりすっきりと終わったほうが私はいいなと思いました。

 

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