猫たち13歳になりました。

2023年 2月6日

我が家のニャンズ13歳になりました。

過去記事 チャチャとコタロー12歳になりました。

ニャンズ11歳のお誕生日

にゃんたちの10歳のバースデー

 

ロスアンジェルスで保護したのが13年前の4月6日でした。2か月に満たないと保護できないと言われたので、書類には2月6日が誕生日になっています。

それから約1年後オハイオに引っ越してきました。

家族の、特におとうさんのハートを射抜いた赤ちゃんコタロー

 

昨年10月末にコタローちゃんの病気が発覚して治療しても余命は2~6か月と言われました。

でも、それから約3か月後。元気で誕生日を迎えられました。

悪性リンパ腫で毎週の抗がん剤をしました。今は3週間に1回になりました。体重は2キロほど落ちましたが、こうやって高いところもピョンと飛べるほど元気です。

 

 

足の毛は抗がん剤やその他の注射など用に剃られています。

コタローさんの治療について、なかなか書けなかったのですが、アメリカでの獣医の費用など参考になるかと思うので近いうちに書きますね。保険は本当に入るべきだったと大反省しています。

それから、毎回書いていますが「最初は1匹だけね」と言っていたのに、コタローと抱き合って寝ていたため「一緒に」保護を決めたチャチャ。

 

 

13年間 ずっとずっと仲良しでいつも一緒にいます。「一緒で良かった」と何回言ったかわかりません。

 

 

コタローが入院した時に心なしか元気がなく「ああやっぱり」と心配したチャチャですが、帰ってきた途端「匂いが違う」と怒りまくりました。

抗がん剤が抜けて数日たつと落ち着きます。そうすると、また以前と同じ仲良しに。

 

 

段ボールだらけですみません。きったな!! でも新しいお気に入りが次々と。笑 「捨てないで~」

 

 

 

痩せて元気がなくなっていく様子をアップしたくなくて、コタローの事を書けませんでした。

最近獣医と相談して抗がん剤を3週間に一度にして、食欲の出る薬と吐き気止めを処方していただいたので体重は現状を維持しています。

なるべく病気のここを考えないようにして、でも時間がある限り一緒にいたいと思っています。

チャチャも心配したりヤキモチ焼いたり(皆がコタローにかまっていると)するので同じように接しているつもりです。

チャチャも最近健康診断を受けました。元気で長生きしてほしい、コタローもできるなら1日でも長く元気でいてほしい、と願っています。

 

読んで良かったがん関連の本とコミック パート2

 

前回の最近読んで良かった(がん関連のコミックと本)の続きです。

前回の「元気になるシカ」の藤河るりさんは現在もご活躍中ですが、今日取り上げさせていただきたい本の作者さんは、もうおなくなりになっています。

治療中の方で「知りたくない」という方もおられるかと思い先に書くことにしました。

私が治療中の時、特に初期の頃は、力尽きてしまわれた方の本は読みたくないと思っていました。

当時の知り合いに「これ役に立つかも」と渡された本の冒頭のページが(乳がんで亡くなった女性がまだ小さい子供たちに書き残した手紙)で始まっており、ものすごくショックを受けたことを今でも思い出します。当時一番目にしたくないことで、それをわかっていたと思うんです。善意を装った悪意、というと言い過ぎかもしれませんが、私はその時に絶対に気を付けようと心に誓いました。

それでも以前していたブログで「すごく元気をもらえた」という多くのご意見をいただき嬉しかったのですが「今日の内容はついていけませんでした」というご意見もあり(ふざけた時など)まだまだ日々学ばせていただいてます。

さて、今日ご紹介したいのは、ひるなまさんの「大腸がんでも元気です」です。

この方の絵もすごくかわいい。鳥獣戯画風のうさぎがひるなまさん。

 

 

ある日突然「大腸がん」と診断され治療の様子を描いたエッセイコミックです。

以前から「いつか読みたいな」と思っていました。

大腸がんは50歳過ぎたら検査を受けた方が良いと言われています。今年こそ受けて来ようと思います。ただ、胃カメラもそうですが、ハードルがすごく高いですよね。苦しそうだなあと思うと腰が引けますが、きちんと検査は受けなければと強く思います。

Youtubeのおすすめ動画で見た日になくなってしまったことを知り、もっと早く買っておけば応援になったのにと思いました。

 

第一話がこちら

 

病気事態も辛いのですが、実の親と絶縁されていて頼る人が少なかった経緯も勉強になりました。特に日本の病院は「ご家族に来ていただいて……」という大前提があると思うので難しいことも多いかもしれないですね。

これは内田春菊さんの「がんまんが」にも出てきます。(こちらも大腸がんでオストメイトになった経緯が描かれ、おすすめです)

 

それから「無人島のふたり」山本文緒さん

 

突然のすい臓がんの発覚からいきなり余命4ヶ月と告げられてからの日記です。

かなり前に何冊か読み、その後遠ざかっていました。昨年の突然の訃報に驚いたのを覚えています。

最後の日々をつづった日記(無人島の二人)が発売されたとき「ああ、これは読めない」(つらくて)と思ったのですが、少し前に鬱病の時の日記を書いた「再婚生活 私のうつ病日記」を一気読みし、これは絶対に読まなくてはと、こちらも電子書籍で購入しました。

そして一気読み、そしてやはり泣いてしまった。淡々とつづる文章の中に時々混ざる本音にハッとします。

自分の事よりもパートナーの心配をされて、優しいお人柄がうかがえます。やはり、すごくつらかった。でも本当に読んで良かった。

ひるなまさんの解説動画でとても良い動画があったのですが、見つからなくなりました。消されたのかもしれませんが、とても参考になる動画なのでご紹介します。

がん防災チャンネル・現役がん治療医・押川勝太郎さんの動画

https://www.youtube.com/@ganbousai

特に有名人のがんによる訃報をより詳しく解説されていて、とても分かりやすいです。

 

 

読んで良かったがん関連のコミックと本

 

はじめての方へ 

私は2003年に乳がんのステージⅢCと診断され、いわゆる標準治療(この言葉よくないですよね)手術、抗がん剤、放射線、抗ホルモン剤の治療をして20年後の現在も、元気で暮らせております。

本当に感謝しかありません。

この時の治療などは、いくつかのサイトに書いています。20年後も元気な人がいるよと知ってほしくて、あちこちに書いています。読みやすいと思うサイト2つを貼っておきますね。

カクヨム(カドカワ投稿サイト)乳がんサバイバー

Note 乳がんサバイバー

 

「元気になりました!」と言っても大病ですから病気以前の体そのままではなくなりました。これは20年前にも言われました。

「早く元の体に戻りたい」と言うと「元の体には戻れないわ」と言われてショックを受けたのですが、確かに元通りではありませんでした。というかアメリカの医者なんでもはっきり言いすぎww

免疫力や体力もないし、今だに(20年後!)手術の痕や神経がすごく痛い日があります。歯も弱くなり(歯医者シリーズww)抗がん剤経験者独特の肌質(顔色とか)や髪質(弱い天パのよう)だし、抗ホルモン剤10年のせい(中年太りかもだけど笑)で太りました。

それでも生きている、しかもだいたいのことができる。本当に心から感謝です。

闘病記は治療中の事が書かれることが多いのですが「その後」を書いたコミックエッセイがとても良かったので紹介します。

卵巣がんのサバイバー藤河るりさんの「元気になるシカ!2」

 

1の元気になるシカ!は治療中のお話で、アマゾンのアンリミテッドで読み、絵もかわいくて、大好きになりました。こちらもすごくお勧めです。

ちなみにアマゾンキンドル本は海外在住者には買えないのですが、アンリミテッドは読めます。レンタルだから?その辺がよくわかってないですが、助かっています。月額980円ですが、何倍も読んでいます。

 

 

2はその後の元がん患者の生活を主に描いていて、こちらは電子書籍イーブックジャパンで購入しました。このサイトもすごくお勧めで週末はクーポンで15%オフなのでいつも週末に購入してます。

ものすごくマンガ読んでいます。週末の楽しみ!

話がそれそうw

で、元気になるシカ2ですが、元気にはなっても急お腹が痛くなったり、出先で倒れそうになったり、すごくリアルで「わかる~」と思いながら読みました。

辛い症状もとにかく絵がかわいくて、楽しく読めてしまいます。

「元の体には、戻れない」とは言われたものの、新しい自分として受け入れていくしかないです。

時には「こんなこと簡単にできたのに」とがっかりすることもありますけど、新しい自分にできることもたくさんありますから、もっと感謝しないといけないですね。いつも文句ばかり言っちゃうので、自分に言い聞かせてます。笑

他にもおすすめがたくさんあるので、少しづつ紹介しますね。