読んで良かったがん関連のコミックと本

 

はじめての方へ 

私は2003年に乳がんのステージⅢCと診断され、いわゆる標準治療(この言葉よくないですよね)手術、抗がん剤、放射線、抗ホルモン剤の治療をして20年後の現在も、元気で暮らせております。

本当に感謝しかありません。

この時の治療などは、いくつかのサイトに書いています。20年後も元気な人がいるよと知ってほしくて、あちこちに書いています。読みやすいと思うサイト2つを貼っておきますね。

カクヨム(カドカワ投稿サイト)乳がんサバイバー

Note 乳がんサバイバー

 

「元気になりました!」と言っても大病ですから病気以前の体そのままではなくなりました。これは20年前にも言われました。

「早く元の体に戻りたい」と言うと「元の体には戻れないわ」と言われてショックを受けたのですが、確かに元通りではありませんでした。というかアメリカの医者なんでもはっきり言いすぎww

免疫力や体力もないし、今だに(20年後!)手術の痕や神経がすごく痛い日があります。歯も弱くなり(歯医者シリーズww)抗がん剤経験者独特の肌質(顔色とか)や髪質(弱い天パのよう)だし、抗ホルモン剤10年のせい(中年太りかもだけど笑)で太りました。

それでも生きている、しかもだいたいのことができる。本当に心から感謝です。

闘病記は治療中の事が書かれることが多いのですが「その後」を書いたコミックエッセイがとても良かったので紹介します。

卵巣がんのサバイバー藤河るりさんの「元気になるシカ!2」

 

1の元気になるシカ!は治療中のお話で、アマゾンのアンリミテッドで読み、絵もかわいくて、大好きになりました。こちらもすごくお勧めです。

ちなみにアマゾンキンドル本は海外在住者には買えないのですが、アンリミテッドは読めます。レンタルだから?その辺がよくわかってないですが、助かっています。月額980円ですが、何倍も読んでいます。

 

 

2はその後の元がん患者の生活を主に描いていて、こちらは電子書籍イーブックジャパンで購入しました。このサイトもすごくお勧めで週末はクーポンで15%オフなのでいつも週末に購入してます。

ものすごくマンガ読んでいます。週末の楽しみ!

話がそれそうw

で、元気になるシカ2ですが、元気にはなっても急お腹が痛くなったり、出先で倒れそうになったり、すごくリアルで「わかる~」と思いながら読みました。

辛い症状もとにかく絵がかわいくて、楽しく読めてしまいます。

「元の体には、戻れない」とは言われたものの、新しい自分として受け入れていくしかないです。

時には「こんなこと簡単にできたのに」とがっかりすることもありますけど、新しい自分にできることもたくさんありますから、もっと感謝しないといけないですね。いつも文句ばかり言っちゃうので、自分に言い聞かせてます。笑

他にもおすすめがたくさんあるので、少しづつ紹介しますね。

 

今度はぎっくり腰に

 

口腔内手術(サイナスリフトとボーングラフ)の痛みも薄れてきて、薬も少なくし、抜糸もしてきました。

3週間経ち、色々食べられるようになり「ああ~良かった」と思っていたら、今度はなんとぎっくり腰に。

痛みがなくなってから、けっこう鬱々した気分になっていたのでストレスからなのか、ちょっと前かがみになった瞬間に激痛が!!

夫は腰が悪くて、何回もぎっくり腰になっていて、全く動けなくなるのを知っていましたが、本当に動けなくなるんですね。なに、この痛さ!!

びっき~~ん!!かーらーの

「いたあ~~~!!動けない!」

すごい破壊力。痛みにかなり強い方だと思っていましたが、これはすごい。トイレに行く以外なにもできず。いや、それさえも唸りながら腰掛ける感じでした。

やっと大量の痛み止めから解放されたのに(オクシコディーン、とイブプロフィン600タイレノール1000)またイブプロフィンとタイレノールのお世話に。

医者から処方されたオクシは腰のためではないので飲めませんでしたけど、その強い鎮痛剤があったら~と思ったくらい。

3日間はひどい痛みで4日目から嘘のように楽に。それでも少し痛いですけど5日目の今日はほぼ正常に。

ふうう、良かった。

しゃがむのはまだ痛いのですが、ほぼ治りました。いやあ、恐ろしい。

感動したのは、自分も具合が悪いであろうコタローちゃんが腰痛一日目からベッドにすとんと乗って、寄り添ってくれたこと。ちゃんと3日間。

私が具合が悪いと来てくれる猫たち。コタローは抗がん剤中で気分も悪いと思うんです。そんな時でも来てくれて……もう泣かないと決めていたのに、泣いてしまいました。

優しいね、ありがとうって。

 

本当にSweetなコタローさん。

 

チャチャはコタローが病気になって以来、甘えん坊ムード全開になってベッドの下から抱っこしてほしいときの声でずっと鳴いてました。

18ポンドもあるのにぎっくり腰で抱っこできるかー!と息子にSOS

息子は赤ちゃん抱っこ(体を上に向ける。猫は嫌いなはずなのに)してあやしてます。18ポンド……皆、腰悪くなっちゃうから~

落ち着いたら、交代でベッドに来てくれました。

猫用にベッドにタオルぐちゃぐちゃで写真載せるの迷いましたが……

夫が買ってきてくれたチキンボックスをジッと見るの図 笑

ごめんね、これは食べちゃだめなの。

 

「許さぬ、許さぬ~」の顔に見えるけど、きっと心配してくれてるはず……

いや、やっぱり「💢ちょっとくれても良かったんじゃないの?」の顔かな?ww

 

もうかなり良くなってます。まだ出かけられないですが、というか雪がかなり積もっているので出ない方が良いですね。

日本も大寒波が来ているとか。

皆さんお気を付けくださいね。

 

⛄   ⛄   ⛄

 

最近読んだ本などの感想も書きたいなと思っています。がん闘病記のマンガと本を読みました。

ずっと書いていなかったがん関係の事をまた書きたいなと思います。

2023年は乳がん治療から20年目になります。

本やマンガを読みたびに、告知の辛かったことを思い出します。

「元気になった人いるよ」ともっと知ってほしいなと思っています。(歯が抜けまくったり、ぎっくり腰したりポンコツですけども~でも感謝しなければですね。

動けるって、これほどに幸せなんだと忘れてはいけないですよね。

 

 

あっという間に2週間。いろいろな途中経過など。 

 

2023年あっという間に2週間も経っておりました。

2022年の11月からコタローちゃんの闘病が始まり、12月年末に私の口腔手術(歯の骨のボーングラフとサイナスリフト)の予約があり、いつもと全く違う年末年始になりました。

日本の伝統を守りたいので、結婚して30年。アメリカに来てからも、ずっと大掃除、お飾り、年越しそば(うどん)おせちと頑張ってきましたが、今年は、ほとんどできませんでした。

感謝祭からブラックフライデーのセールも猫の病気が心配でなにも買う気にならず、クリスマスは大雪吹雪に見舞われ、-25℃なーんていう恐ろしい天候。町のツリーやキラキラも一度も見ずに終わりました。

クリスマスの買い物も、ままならず、荷物も送れず日本の家族と親友にも何も送れませんでした。

そして28日に手術の予約を入れたので、2日間氷で冷やし、ほぼスープなど。それからおかゆを数日。そんな年末。

オクシコドンというアヘン系の強い薬を飲んでいたので、一日中うつらうつら。カウントダウンだけは何とか起きだして、♬ハッピーニューイヤー♪と言ってから、また寝ました。笑

いつも思うんですけど、アメリカのニューイヤーズイブの地上波テレビ。ニューヨークの中継でギャーギャーカウントダウンして盛り上がって花火打ち上げて、でもなぜか12時になったとたん、悲しげな音楽(といってもこの素晴らしき世界だったりイマジンだったり)そして、知らない人たちのキスやハグを延々見せられます。笑 毎年不思議。で、はっと思って「なんで他人のキスを延々見てるんだ」と思いテレビを消す。毎年同じ気がする。ww

そんなアメリカの年末年始。元旦は休みだけど普通の日でつまんないな。

太鼓ドンドン♪パフパフ~~とかお笑いがみたいよ~でもそんなの、もうやってないのかな?昔の年末年始のテレビガイド本当に楽しみだったなあ。見たい番組に〇つけちゃって笑

笑ってはいけないもないなんて本当に残念。メンバー新規でもいいからやってほしいなあ。これだけはブルーレイに録画して物を送ってもらって、すごく楽しみにしていたのになあ。

 

さて、それからコタローちゃんですが、毎週の抗がん剤が2週間に一回になりました。すごく調子が良さそうで、とっても嬉しいです。

チャチャも抗がん剤から2日目には「あ!弟だったわ!」みたいな感じで怒らなくなります。

 

「見た目は弟そっくりなんだけど、匂いが違うよ、怖いよう……」だよねえ。

 

でも匂いが抜けたら「わあ」とい感じで一緒にいて……。こういう穏やかな時間がなるべく長く続いてくれるといいなと思っています。

いつものような、こんな写真も撮れました。嬉しかったです。