陪審員のための召喚 July Summons

しばらく更新できませんでした。

この数週間、色々なことがありました。

一番最近では昨日

1 陪審員制度のために召喚されました。

July Summons

 

アメリカ国民の義務だということはわかっているのですが、無理です。英語は第2か国語なので自信がないですと断ろうと思ってたのに、電話やメールではだめでした。ええ~聞いてたんと違う!!行かなければいけなくなって、ストレスで嫌すぎて泣いてしまった。もう日本に帰る!って本気で思いました。召喚状が来てからだと逃亡の罪になってしまうので、それも無理。嫌や~~。

アメリカ国民になり、悪いことなんかしていないのに。召喚!呼び出し!!Have to! しなければいけないという命令的なことが嫌すぎて、なぜか大泣き。ここのところストレスがたまっていたので(後ほど説明します)

それでも仕方なく行ってきました。

8時半に集合160人(陪審員に選ばれるのは13人)数人ずつのインタビューかなと思っていたのに160人一気に裁判所のコートルームの中へ。ベターコールソールでいつも見ていたあの空間。

ちなみにさっと見た感じ、ほぼCaucasianでした。場所的にこの地区はとっても多いので。

名前を一人ずつ呼ばれて、コートの中へ入るのですが、ここまで1時間。もう嫌や~!!

裁判官から説明を受け、質問に挙手します。

最初の質問が「耳に問題があり、聞こえない人または聞き取りがしにくい人」

一名挙手。

っていうか全然聞こえなかったら、どうなるの?そしてどのくらい聞こえないなどの説明をします。うわあ質問が多いし答えなくてはいけないんだ!

裁判官は書類に書き込んでいきます。消去法ですね。

次は「英語に問題がある人、得意ではない人」あ!!ビシーッと挙手。

そして、あれこれ裁判官から質問されました。すごく嫌でした。160人の前で「英語は話せますけど、法律用語とか難しい用語はわかりません」なんという屈辱。これも本当に全然英語わからない人は質問もわからないですよね。なんなん。

ふさぎ込みたくなるくらい落ち込みました。その後も経済的な理由で裁判に出られない人(毎日時間取られるので)病院のアポイントメントのある人、病状や理由を。そしてメンタルの問題がある人、家族に病気やメンタルの問題のある人。皆さん160人の前でそんなパーソナルな質問に答えなくてはいけなくて声が震えてる人も何人か。

どうしても人前で言いたくない人は前に出てきてください。と。それも何人も答えた後で。あ~あ。言いたくない人絶対いたよねと。

全然自由の国じゃないなあ。

すごく、すごく落ち込んで2時半ごろに解散。

例えるならコップの水が水面張力でプルプルだったのが、水が一滴入ってざばーっと出ちゃった感じ。

アメリカは大好きだったし、楽しくやってきましたけど、もう本当に帰りたいなあ。

で、実は計画はあったんです。

1 もう日本に帰国したい。2020年には一人でもぎりぎり3か月いられるだけ日本に行こうと思っていました。これがコロナで中止に。それから3年以上もたってしまった。

2 引っ越したい。出来たら1年後くらいに日本に家族と一緒に帰りたい。夫がアメリカ政府の仕事を探し、私は長期滞在できるかを調べ、猫を日本に連れていく方法を検索し成田の動物検疫と何回もメールしていました。

3 その前に今年4月に旅行で2週間日本に行く予定でホテルも飛行機も押さえていました。大好きな北海道(まだ行ったことないんですが)の予約も。

4 そこでチャチャの病気が発覚。病気の猫をペットホテルやシッターさんに預けられないので日本行きはキャンセル。そして1年後くらいに予定していた日本行きも、もちろん今の時点ではできずに延期に。

5 歯の事も。あとはクラウンを入れるだけというところで、もう一本神経に問題が発生。これは今はいっているクラウンブリッジの下なので、外さなければいけないのかとドキドキしましたが、横から穴をあけて(それも怖いけど)治療できるそう。これも行ってきます。

その他にも持ち家1軒を売ることになったり、あれこれと重なりました。

チャチャの病気の事や猫を日本に連れていく方法なども、少しづつ書いていきます。

 

 

チャチャ14歳になりました。病気も発覚

 

我が家の愛猫 チャチャ 家族の一員です。

2月6日 14歳になりました。

人間でいうと72歳だそうです。

でも、まだおやつも食べるし、遊ぶよ?

 

 

 

ロスアンジェルスに住んでいた時にコタローとチャチャの兄弟をアダプションしました。保護猫です。

小さかったね。

 

 

一緒に抱き合って寝ていた兄弟を、夫は涙目で引き離せないと言い2匹とも我が家に来ることになりました。このエピソードはブログに何十回もしつこく書きました。笑

赤ちゃんの頃のお気に入りの「きゃい~ん」の写真 笑 ううコタちゃん!

 

 

 

カクヨム アメリカで猫と暮らす というエッセイにも「初めましての日」に詳しく書きました。

抱き合って寝ていた子猫は大人になってもずっとずっと仲良しで、いつも一緒。大人になってもいつもくっついて寝ていました。

そんな仲良し兄弟だったのですが、昨年の春コタローちゃんが悪性リンパ腫で旅立ちました。

コタちゃんを忘れる日は一日もなく、今でもふとした瞬間にどっと涙が出てしまいます。家の中の小さなひっかき傷を見つけた時とか、好きだったおもちゃを見た時に。

今でも写真をなかなか見られません。今、上に赤ちゃんの頃の写真を貼り、胸が苦しくなりました。

誰にでも、いつでも優しくて、かわいかったコタローちゃん。

夫は全然立ち直れていないと思います。

チャチャはしばらくコタローを探すようなそぶりをして、夫を泣かせていました。でも私はなんとなく、わかっていたのではないかなと思っています。

コタローがいよいよ具合が悪くなった夜、しばらく距離を置いていたチャチャが(抗がん剤や病院の匂いがしたからだと思っています)ぴったりと寄り添っていました。

その姿が目に焼き付いています。

そして弟思いの優しいチャチャちゃんも病気になってしまいました。

いつか病状を詳しく書こうと思っていますが、やはり食欲不振からおかしいと病院へつれていき、検査結果が悪いものでした。

その日はショックで泣いてしまいましたが、それでも投薬で1年以上は大丈夫だろうということでした。

少し安心しました。1年後は15歳なので家猫の平均寿命と言われているので。これは仕方ないことなのかなと思ったり。でも本音を言えば、もっともっと長生きしてほしいのですが……。

そして今は家での投薬で元気いっぱいです。(チャチャはもともとアクティブでいたずらっ子で元気)元気が戻って嬉しいのですが、薬を飲ませるのが、ちと大変。

そして薬係の夫はすっかり嫌われてしまい、一番ネコ思いなのに、シャーされて(というか、もともと、すごくシャーされる笑)しょげています。

ずっと私の後をついてきて、そばにいて、かわいくてしかたありません。

今はすごく元気でいますが、もうペットホテルに預けたりはできないので、日本旅行はまたキャンセルします。実は去年の11月に飛行機とホテルをキャンセルした後に今年の4月に行く予定でした。

自分のメンタルも危うかったので、「祖国に帰る!食べたいものを食べて会いたい人に会って、買いたいもの買うぞ!」と張り切っていたのですが、チャチャちゃんを置いていけないです。

皆、日本行きは楽しみにしていたのですが、病気が発覚した日に3人とも同時に「旅行はキャンセルしようよ」と言いました。特に息子がチャチャを心配しています。

 

大事な大事な家族の一員です。

 

夫は落ち着いたら一人で帰ったら?と言ってくれますが、う~~ん。今元気いっぱいの姿を見たら「大丈夫そう、一週間くらい帰りたい……」と思ったり、でも、もし、と心配な気持ちもあったり、心乱れます。

やはりいろいろなストレスがあり、昨年からメンタルも悪化しつつあるので短期間でも日本の空気を吸いたいなと思ってはいます。でも、でもと悩む日々です。

 

 

アメリカの病院の予約が大変 appointment

数日前に予約していた病院のアポイントがあったので行ってきました。

私の主治医と言うかファミリードクターPrimary Care Physicianのところです。

アメリカでは、まずこのファミリードクターに診てもらいます。

わかりやすいサイトがあったのでリンク張りますね。J-Medical

猛烈な腹痛で電話したのが1月30日。

予約できたのが2月8日。

 

え……。

 

遅いっつうの!

 

案の定、腹痛から数日後にもっと体調悪くなり心臓の痛みがあったのでERへ。それが前回のブログ記事です。

私たちは軍の病院のERに行けるので、引退していても無料で(正しくは引退すると保険料を毎月払います)ERに行けますが、保険がなければものすごい高額です。救急車も。

ERも混んでいる時は数時間待ったりします。緊急なのに~。

この日はすぐに診てもらえました。心臓のEKGという検査をして、すぐに点滴もしていただき、あっという間に気分が楽に。

行った時はフラフラしていましたが、帰りは元気になっていました。脱水恐るべし。

この時のドクターは3つほど可能性がある。と説明して下さり、消去法で細菌かウイルス性であろう。と。

可能性 possibilityって言っちゃったよ?

私は大腸に炎症を起こしていると思ったのですが、ドクターがそういうなら、うん、そうなの?

もう腹痛もなかったので治りかけているからと便検査などもなし。

「治りかけだから、検査の必要なし」って。

「でもなにか、怖い病気とか……ないですか?インターネットで」と言いかけたら

グーグルしたらだめ!!って怒られた。笑

いやきっと先生にとっては笑い事じゃなくて来る患者皆言ってるんだろうなと。怖いこといっぱい書いてあって、余計具合悪くなるのに、見るのやめられないです。ごめん、先生。

 

で、先に予約していたままだったファミリードクター。聞くこともたくさんあったので、行ってきました。

この先生が○○の検査が必要だと判断してはじめて検査が受けられます。

そこからさらに専門医の予約に数週間かかります。

日本だと病院に直接行けるんですよね?行きたい科に。本当に羨ましいです。医療費も。

アメリカはこうやって何週間も何か月もかかってしまいます。さらに人間ドックのようなものもないので(あるけれど、一般的ではないんです)早期発見とかきっとできない。☆さきほど張ったリンクのJ-Mediclは日本人向けの病院のようです。診察科目に人間ドックと書いてありました。いつか受けてみたいです。

何か症状があってから、やっと予約、さらに紹介されて、やっと専門医を予約と段階がすごく大変です。

この紹介 というか推薦をreferといって、このシステムが本当に面倒くさい。なんでもかんでもファミリードクターのReferがいります。

素晴らしい口腔外科医をみつけ、電話したら、やはりRefarがいるというので、このドクターと組んでいるデンテストの所に行きました。順番が反対ですが、デンテストを当時変えたかったので、良かったです。

それから保険の問題もあって、日本のような保険はなくて各自、保険会社の保険に加入するのですが、びっくりするほど高額です。

さらに、その加入している保険を扱っている病院を探さなければいけません。

いやあああ。

ロスアンジェルスに住んでいたころに読んでいた日系の新聞のサイトがとても詳しかったのでリンク張ります。アメリカの医療保険に加入する

ロスアンジェルスでは日本語の情報がたくさん手に入るので、本当に良かったです。いまではすごく物価高と治安もさらに悪くなってしまいました。

片田舎に住んで、のほほんと生活していると、もう都会には戻れないと思ったりしますが、ニューヨークのように日本のような医療が受けられる病院があるところは良いなあと憧れます。