こういう場合の買い占め行為を Panic buying というそうです。
アメリカは数日前までトランプ大統領が「大丈夫だ!用意はできてるぜ!」てな感じで”Vety very ready”って言ってたんです。いつもみたいに「心配ないぜえ」みたいな。私はまだ支持者じゃないですよ。でも国の代表がドーンとこう言うとなんだか安心な気がしてきます。
それが昨日記者会見を開きまして ”No need to panic” 「パ二ックになる必要はない」と言いつつも アメリカではじめて死者が出たこと。韓国とイタリアも渡航禁止にしたこと(中国は早くからもうレベル4でした)それからいつもより顔が真面目だったこと(←ここ!)で国民かなりパニックに。
私も30分くらい見ていて昨日沈んでいました。特にマイクペンス副大統領(数日前にウイルス対策の代表に任命された)の暗い顔を見て。いやああ~!怖い!!
この方はゴリゴリのクリスチャンで有名でして進化論さえ信じていない方。その人が科学とか医学とかそういう対策代表なのかあ。と少し不安です。そこも追い打ちかも知れません。
土日は普段でも混んでいるストアーの棚が空っぽだったとか。ひいい。多めに買うのは良いと思うんですけど例えば棚のアルコール全部とかやめてえ。
いつも週末に買い出しは行くんです。特に記者会見聞いた後では「やっぱり2週間分買っておいた方がいいね」とリストつくり。
結構パニックで落ち込んでいた私に比べて夫は危機を感じつつも「パニックになる必要ないよ」と言ってました。「家の中にいること多いし」確かに。笑
でもピュレルがもう売ってないんです。ピュレルとはジェル状のアルコール。日本にもあると思いますが、私はこれ毎日何回も使います。携帯用のものも必ず持ち歩いてレストランで使いますし、特にパーティーなどではハグして握手して皆その手でパンをちぎって食べるんです。いやん。
なので手放せないです。
夫も元々医療関係の人。緊急救命士だったのでこのジェルもちろんめっちゃ使います。
それからアルコールも毎日掃除で使ってました。冷蔵庫の取っ手とか拭くのに。あまり売っていないんだったら控えないといけないかな。
マスクも日本は品切れだとか。マスクの穴?ウイルスは通り抜けますよ。花粉はもっと大きいので花粉症の人が一番必要なものです。
少し落ち着いてほしいなあ。といっても私も昨日は「わああ!どうする??ピュレルなかったら!」と言うと夫は「手を洗ったらいいんじゃない?」た、たしかにい~!家にいる時はね!
で、なぜ買い物行かなかったかというと仕事が入ってしまったからです。
ずっと売り出していた家に急にオファーがいくつか来て、古い言葉で「てんてこまい」でした。
それがかえって良かったのか大混乱のお店に行きませんでしたけど、近いうちにレポートしてきます。
買い出しはいいですよね。でも買い占めはやめて欲しいです。
Twitterに書きました。
マスクやトイレットペーパー買い占めのニュースを見て、お爺ちゃんの素晴らしさを再確認した。シェフだった祖父は戦後、米軍に連れて行かれた。祖母はころされたと思った。でも軍で仕事をもらって帰った。ハムやチーズも、もらってきた。食糧難だった頃それをご近所に配ったって。その話大好き。
— Tomotan😻 (@tomotanohio) February 29, 2020
戦後皆が食べ物がなくて困っている中、抱え込まないで分け合ったお爺ちゃん本当に素晴らしい人だったんだなと思います。
亡くなって何十年にもなるけれどそばにいる気がします。生きていたら空っぽの棚を見て「なんしちょるか!ばかも~ん!!」って言ってるな。
お爺ちゃんの伝説はたくさんあって、前も書いたのですが長崎の原爆にあっていること。それでも生き延びて、手助けするために現地に1週間以上とどまったそう。おばあちゃん「もうだめだ」とお葬式の用意までしたそうで、この話も何回も聞いています。
その後もアメリカの悪口を一度も言いませんでした。そして終戦後にアメリカ軍が来て、どこかに連れていかれたと。それが上のエピソードです。おばあちゃん2回目の「もうだめだ」
その夜見たこともないハムやチーズを抱えて帰ってきた夫を見てどう思ったのかな?そのことも聞けばよかったな。
この話は息子も大好きで何回も話しています。語り継いでね。
そして、私の誕生日ですが、原爆のあった日なんです。不思議。
アメリカの悪口どころか仕事も耳からおぼえた英語で基地で活躍。母も終戦後に「これからは英語だ」と学校へ行き同じ基地に就職しました。
それから何十年もたってから私はエアフォースの男性と結婚します。
なんていうか本当にずっと続く縁というか、とても不思議な気がします。