読んだ本の感想 私の小さなかけらをすべて

私の小さなかけらをすべて  ジリアンホフマン

ジリアンホフマンは「報復」にまずがっつんとやられました。すごく怖い連続殺人犯の話なのですが、作者自身が検事補だったこともあり、裁判の様子がすごくリアルなのです。法廷物が大好きなので、とても気に入って、続編の「報復ふたたび」 「報復、それから」も購入しました。これは検事補CJ対キューピットのシリーズです。

それから題名通りの裁判もの「心神喪失」未成年事件に焦点を当てた「いとけなく愛らしい者たちよ」どちらもドキドキと面白く読みました。

そして、今回の「私の小さなかけらをすべて」

途中まで本当に面白かったんです。途中までって書いちゃったけど。

まず気に入らなかったのが主人公のフェイスです。読んでいて始終イライラさせられます。それでも、いるよねーこういう人。あーあ、やっちゃったとか思いつつ、展開がすごく面白くて夢中で読みました。

人生は常に選択を迫られて「あの時ああしていれば」ということもありますよね。この本の帯についている文が

「もにあのとき、車のドアを開けていたら……。」です。

運命がくるくると変わっていく女性。何よりもメディアの怖さにぞっとしました。

こちらのワイドショーにあたるようなテレビ番組の名前がそのまま出てきますし、夫と一緒に見るドラマがブレイキングバッドとかウオーキングデッドですごくリアリティーありました。

おもしろいのは実在の連続殺人犯の名前に交じって(フロリダのキューピッド)と「報復」に出てくる殺人鬼の名前も出てくるところ。私のようにずっと読んでいる人にはニヤッとするところです。

途中まで面白かったと書いたのは最後がとっても中途半端だったからです。

ここで終わりだといいのにと思う箇所が2,3か所ありましたが、ちょっとずるずると続きます。ああ、なるほどとは思いましたが、622ページもあるのに、すっきりすっきりと終わったほうが私はいいなと思いました。

 

ファッション雑誌たくさん

数日すごく忙しくて、しかも力仕事ばかりでブログお休みしてました。昨日は夫と最終片付けと掃除に午前2時までかかりました。賃貸が早く決まってしまって(嬉しいのですが)クリーニングサービスなど間に合わなかったので自分たちでやりました。今日2人とも寝たきりのようになってます(笑)なので、今日はのんびりして食事でも行こうかってことに。わーい。

☆ ☆ ☆

今月の雑誌

今月オーダーした雑誌もとても良かったです。
Glowはもう付録とともに紹介しましたが、ほかに買ったものはこちらです。

左からElle 昔、時々買っていて今は買わないのですが映画特集だったので買ってみました。まだ読んでいませんが、映画の中のファッションとか好きに決まってると思い購入です。

そしてHers 今月号もすごくおしゃれでした。今一番好きな雑誌です。かっこいいコーディネイトがたくさん。表紙の天海さん50歳!!素晴らしい美女。こちらはまず中の写真を眺めてうっとり。今年もまだワイドパンツいけそうですね~大好きなんですよねガウチョっぽいの。

次は日経ヘルス ヘルス的なことあまり気にしてなかったのですが(病気をしたくせに)好きなものを好きなだけ食べる生活、さすがにちょっともう少しヘルシーにしようかなと。この雑誌は2冊目です。自分の知らない知識が増えてうれしい限りです。

上の段はムック本 大人のUniqloコーディネイトBook これが来たときは失敗した!と思いました。小さくて薄くて880円! 本屋で見てたら買ってなかったかもしれません。すごく大きい本だと思ってました。でもこの本すごく参考になりました。UniqloUSにはまっているので、同じ製品がかなり乗っています。あ!これはいいと思うものもあり注文してみようかなーと。←また罠にはまっている。

Uniqloで買って大失敗もあったので紹介しますね。くす~。この本にも載ってたブラウスですが、次回書きますね。お楽しみに(笑)

 

次は(おじさまと猫)桜井海
ツイッターで見てとても可愛くてオーダーしました。不細工な売れ残りだった猫ちゃんと、寂しい生活をしていたおじさまの心温まる漫画です。でも、あの、これ、ツイッターでほとんど読んでた~ちょっと失敗でした。読んでいない方おすすめです。

捨てる女)内澤旬子
群ようこさんのエッセイに出てきたので買ってみたのですが、本当にごめんなさい、あんまり好きではなかった~。半分以上読んだのですが汚いシモ関係の話が多かったです。(飼い食い)という豚を飼って食べるまで)ルポを書いた方でそのころのことも出てきます。私には合いませんでした。この方は(体にいいなり)という乳がんエッセイを出しているのでいつかそちらを読みたいなと思います。

今回本が少なかったので次回は本を中心にオーダーしたいなとまだ全部読んでないのに、もうワクワクしてます。

やっぱりファッション関係とメイク関係と本が好きなんです。日本の雑誌は写真がきれいで本当にワクワクします。最近アメリカの雑誌買ってないです。以前は定期購読でかなり買ってました。今来ているのはエンターテーメントウイークリーとELLE USA くらいです。ちょっと見てこよう!もうスプリングクリーニング特集ですね、きっと。お!楽しみが増えました(笑)

 

読んだ本 カーリン•アルヴテーゲン「裏切り」

海外翻訳サスペンススリラーが大好きです。

アメリカのものが多いのですが、今回は積読の中から北欧サスペンスを選びました。

全く内容を知らなかったのですが表紙がすごくおしゃれでいわゆる(ジャケ買い)です。

 

正直、前半は「失敗したーおもしろくない!」と思いやめようとしたのですが、語り手がどんどん変わっていくことで「ん?どうなるの?」と思い読み進め、中盤からは一気読みしました。

心理サスペンスという型にはまるかわかりませんが、男女の愛憎の物語です。

いつも私が読むようなシリアルキラーもでてこないし、大事件も起こりません。それなのに背中がうすら寒くなります。
人間の憎悪、心変わり、複雑さ。うなってしまいます。

北欧サスペンスだからきっと暗いよねと思ったら、やっぱり暗いです(笑)

私の好きな北欧サスペンス作家「アンディッシュルースルンド&べリエヘルストレム」絶対に名前覚えられない(笑) 「制裁」と「死刑囚」を読んだのですが、いつまでも「いやああああああ」と叫びそうなほどの後味の悪さが癖になります。「熊と踊る」はミステリー大賞取ったと思います。これ絶対に読みたい~。そしてきっと叫ぶ~(笑)

 

「裏切り」に戻りますが、こちらも読後感はかなり悪いほうだと思います。北欧の方そういうの好きなのか?(笑)猟奇殺人とか大きな事件が起こるわけではないのです。ただただ夫婦間の愛憎とそれにもう一組のカップルが絡んできて……。すごく好きなジャンルではないですが、中盤から読む手が止められませんでした。

翻訳もとても読みやすかったです。なによりこの表紙が本当におしゃれで、日本の文庫本センスの良いカバーが多いです。ラノベのかわいい絵柄はあまり好きではないですが、大人向けのおしゃれなものが多いです。

例えばジャックケッチャムの「オフシーズン」大好きなんですが人食い族のすんごくグロい物語なんです。でもすごく素敵な表紙で、まさかこのカバーの中があんなことやこんなことだとは!!ってなりますわよ(笑)そのギャップがいいです。

 

ケッチャム作品をもう読めないと思うと寂しいですね。時々読み返したいと思います。

でも積読本を読まなければ~。楽しみに少しづつ読んでいきます。(で、また買っちゃうの)

外は雪でも読書楽しいです。

あ、外出もしてます。お買い物も。買い物情報いつかまた記事にしまーす。