2025年 1月7日 ロスアンゼルスのパシフィックパリセーズで火災が発生というショックなニュースが飛び込んできました。強風であっという間に燃え広がり、その後5か所火災が発生し、本日1月10日もまだ燃え広がっています。
記事より
当局によると、山火事の影響で10人が死亡した。9日夕現在で、焼失面積は計約140平方キロメートルに及び、18万人以上が避難を強いられている。火災の原因は明らかになっていない。避難対象地域では、略奪行為が発生。米気象分析会社アキュウェザーは、山火事による損害額について、1350億~1500億ドル(約21兆~約24兆円)に上るとの推計を明らかにした。
下の写真はロイター通信より
現在までのニュースでは亡くなった方10名 損壊した家屋などの建物が計9000棟以上だそうで、さらに被害は増えています。そのうえ(火事場どろぼう)の略奪行為まで。ひどいです。動物たちも多い地区 たくさんの命が犠牲となっていると思います。
オハイオの前に3年間エルセグンドという地区に住んでいました。パシフィックパリセーズから南サンタモニカを超し、それほど遠くない地域です。
そして夫はカリフォルニア出身。あまりにも大きな災害に胸を痛めています。
ギャビンニューサム知事になってからのカリフォルニアは治安が悪くなる一方で美しかった町は一変。100ドル以内なら窃盗も軽犯罪(現在は法律変更)というバカげた政策でカリフォルニアがめちゃくちゃになってしまいました。
ホームレスそして薬物中毒者が増え治安は最悪に。
夫は生まれ育った町の荒れ果てた画像を見てすごくショックを受けていました。
さらにニューサム知事が火災の対策を怠ったところ(枯れ木が多い山の伐採や水の対策)これほどまでにひどい状態になりました。
日本でも大きなニュースになっているでしょうか?SNSを見ていると(保険会社が火災の前に保険を解約したらしい)と陰謀論のような話が出ていますが、カリフォルニアは実は山火事が多く発生するところです。
ここ数年、火災保険会社がカリフォルニアから撤退していると聞いていました。払う保険がすごく高いとも。
なので火災保険に入っていなかった家が多数だと聞いています。
Yahooニュースで見つけました。こちら
家は燃え落ち、保険も下りず、ローンだけが残った人たち。燃えずに家が助かったとしても、空気の汚染、水の汚染で数か月戻れず、さらに盗難。
どうなってしまうのか、とても心配です。
かりに保険が100パーセント降りたとしても、思い出の品は帰ってきません。本当に胸が痛みます。
消そうにも水がない、どんどん被害は広がっていきます。
家事は自然災害だったかもしれませんが、そのあとは人災です。水を貯めておくというプランがあったのに白紙にした、伐採もしていなかった。町のバジェットをカットした。などなど。
トランプ次期大統領はニューサム州知事を大批判しています。
そして日本のメディアの中には「山火事を利用して民主党を批判」と書かれていましたが、私はそうは思いません。
人種差別者を増やした。などいろいろな理由で嫌いでしたが、数年前からカリフォルニアの家事を懸念していたり、真っ当なことも言っていたんだなと見直しました。
真っ当なこと、も。って言っちゃった。
今でも「あ~あ言っちゃった」なことも多い次期大統領ですが、アメリカを本当に戻してほしい、今の状況を変えてほしいと心から願っています。