BLACK FRIDAY 命がけのセール ブラックフライデーってなに?

アメリカの生活

 

昨日の感謝祭についてに続いて今日はブラックフライデーについてです。

ブラックフライデーってなあに?

11月の第4木曜日が感謝祭、その翌日の金曜日に大規模なセールが行われます。この日がブラックフライデーと呼ばれています。

1961年ごろからフィラデルフィアで始まったそうです。意外と最近ですね。多忙からブラックフライデーだと言い出したのもフィラデルフィアの警察官。企業側は反発したそうですが(赤字から黒字になる)と言う意味もかねて1975年ごろには一般的な言葉になったそうです。

アメリカ人が一番お金を使う日だと思います。驚くほど安い目玉商品をはじめ、定価から50%オフ70%オフなど思い切った戦略をする小売店。例えばJCペニー全員ではありませんがお店でクーポンを配ります。それが100ドル以上買うと次回100ドルオフとか、もういいの?それ?という感じ。

しかしブラックフライデー。安い商品に殺到する買い物客。毎年けが人や死者を出す恐ろしい日なのです。

ブラックフライデー最悪の死亡事件

これはやはり2008年11月28日金曜日ニューヨーク州ロングアイランドにあるウォルマートでの事件です。

朝5時2000人の客が開店の瞬間を待ち構え、開店時刻と同時に客たちが店になだれ込み、メンテナンスを担当していたジミタイ・ダモアさんが、押し寄せる客の下敷きになりました。他の従業員は自販機の上によじ登り助かりましたが助けを求めるダモンさんに誰も注意を向けず圧死してしましました。

毎年けが人が出ているブラックフライデー。昨夜もアラバマとニュージャージーで発砲事件がありました。

ブラックフライデー催涙スプレー事件

2011年11月25日、ロサンゼルスのこれまたウォルマートで「Xbox」のセールが開始されました。

女性客が催涙スプレーを手に売り場に向かい自分の行く手を阻む店員や客に催涙スプレーを発射して攻撃しました。被害者は小さいお子さんも。

フロアにはガスが充満してお店の中の人も咳と涙が止まらない状態になりました。

この年は確かまだロスアンジェルスにいましたし、ブラックフライデーに参戦していたので驚きました。普通に店内の大げんかなどは見ていましたが、ブラックフライデーではなくてもロスではよくあることなので(笑)

催涙ガスは赤いからしが原料でできている防犯用スプレーですが、犯人を動きを止めるほどの作用があるものを子供に向けるなんて信じられません。

動画を一つ貼っておきます。催涙スプレーは2分くらいから。

 

ここからは少し私の話を。

初めてそのセールの名前を聞いたのはアイダホにいる時です。今から約20年前。夫の友人の奥さんが「セール一緒に行く?」と誘ってくれました。当時は英語も苦手で「1時間車の中で一緒か~ちょっときついかなー」と思っていました(モールまで1時間)まあ行ってみようかなと

「うん、迎えに来てくれる?何時?」「4時に出るね」「ok夕方ね」「NO~朝の4時よ」

慌てて起きられないからと断りましたがびっくり。この頃は朝6時からお店オープンが多かったのですね。そして一日はしごするのだとか。

午後から夫と行ってみました。ガラガラになった店内にまだ少しぶら下がっているシャツを数枚購入しましたが一枚50セントだったかな。普段は10ドル以上の普通のシャツでした。

それ以来「行かなきゃ」と(笑)その後日本の基地に帰ることがあり、ここの中のお店でも「ミッドナイトマッドネス」と呼ばれる真夜中にあくセールとかちゃんとブラックフライデーやっていました。ここは税金がないのでさらに安いのです。

ハワイではパールリッジという家からかなり近いモールで参戦。真夜中12時にドアが開き、どっと押し寄せましたが皆すごく笑ってて土地柄というか、良い感じでしたね。

やはり最悪はロスアンジェルス。のこのこ参戦して大やけど。普段から殺気立ってる人が多いのですがお店の中で大げんか。あんなの映画でしか見たことないかも。「放せっつってんだろ!くそビッチ!!とかありとあらゆる罵詈雑言。すごかったです。本当にアメリカも場所によって違うなあと。感心しました。←感心?

で、オハイオ。以前も書いたのですがまた書きます。

優しい人が多くて優雅なこの辺り?。ブラックフライデーなんて誰も来てないんじゃないの?とバカにして参戦して、こちらも大やけど。

確かやはりウォルマート まず駐車場に入れない。いつもはどうぞどうぞのオハイオ人も誰も入れてくれない(笑)1時間くらいかけてお店に入ったら、動けないほどの人人人……「こんなに人が住んでいたんだ!!」と言ってしまった失礼な私。

人に押されてどんどん奥へ。夫とはぐれて動けなくなり、ついに「助けて~」

泳ぐように夫と会いお目当ての電化製品に向かいました。セールの時間が来るとすごい取り合いに。あっという間に空っぽになる棚。

ロスだとここでFわーど連発で髪の毛むしりあいですが、さすがオハイオは上品でした。上品な年配な女性

Oh Lord !!   They are animals!! って叫びました。Lordは主 神様をさす言葉です。こんな上品な叫び初めて聞きました。

こんなすごい状況でFワードを聞かないオハイオ(というかこの辺り)すっごいです。それでもブラックフライデーは優しい人たちの理性も吹っ飛ばすのですね。

それ以来、お店にはもう行かなくなりました。ネットで参戦です。ネットだとやはり超目玉商品は手に入らないですけど安全でのんびりなのがいいですね。

 

 

 

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