オハイオの生活は13年になります。
写真はGreeneという町
夫は空軍に勤務していました。横田基地で知り合い、結婚し子供が生まれ異動命令がありアイダホ州へ3年。また日本へ戻り、乳がんになりハワイ陸軍病院での治療のためオアフ島に異動。そこで6年。
そこから夫の異動でロスアンジェルスへ。3年。子猫たちはここで出会い、高校生だった息子と猫たち、そして日本から呼び寄せた母親(このために国籍をアメリカに変更しました)と皆で一緒にオハイオへ
そこから13年。すごく早く感じます。
米国籍ではないと呼び寄せができなかったので、テストを受け面接を受け、LAで国籍を取りました。
テストに出る問題集と答え テキスト
100問中10問 アメリカの歴史と政治
とにかく時間がなかったので、ほぼ丸暗記!このテストは口頭で、あとは簡単な筆記試験。
がんばった!
でも母はすぐに帰ってしまった!!をい!!ww
LAでは日本のものがいろいろ手に入りますが、オハイオはいわゆるアメリカの田舎。車社会、そして保険の問題もありましたが、母は(オハイオ田舎)に我慢できずに帰国。
母親の永住権を取るのも大変だったし、お金もかなりかかったので当時は怒ってましたw
母は日本に帰って数年で他界しましたが、今は母が日本へ帰れてよかったと思っています。そしてその前にアメリカで一緒に暮らせて良かった。
国籍(市民権)をとったのを後悔したことはなく、破棄する気持ちもありません。
でもそれが今ネックになっています。
それが日本への帰国。
帰国と言っても国籍を米国に移しているので完全に外国人扱い。あつかいというのも語弊がありますが、もうすこし、こう(元日本人だから)優しいと思ってた。
プロセスは
1日本国籍喪失届を出していない人はこれをまず提出
2在留資格認定証明書の提出
3証明書を受け取ったらビザ申請
書き出すと簡単そうですが、この在留資格認定証明書(舌を噛んでしまいそう)英語のほうが簡単ですCertificate of eligibility 頭文字をとってCOEと言います。
このCOEを取るのが大変そう。政府のサイトを読めば読むほど混乱しました。
行政書士にどの種類のVisaなのか、とか必要なものを聞きました。この会社は相談が2万円そして行政書士が全て書類関係を用意すると1人15万円くらいだそう。
すぐに始めようかとも思いましたが、とりあえず3か月の短期ビザはあるので考え中です。
でもこういう過程を繰り返し、いろいろ調べているうちに涙が出てきました。
もう、ふっと簡単に生まれた国に帰れないんだなって。
アメリカ人の夫と子供そして自身も市民権がありますが、アメリカ生まれではない。言葉も文化も理解していますしアメリカ人だという誇りもあります。それでも、ふと
アイデンティティーとか人生とはとか考えてしまいます。それが鬱になーる。
自分の人生を振り返り、なんて幸せなんだろう、ラッキーなんだろうと思っています。
ですが、ふと、自分の国に帰るだけなのに、こんなことになるんだなと悲しくなったりするんです。
自分で選んだ道なので後悔はないんですが、なにていうか、ん、もういつもの
ジャパーン!!好きなんだようww
毎年1か月でも帰れたら住まなくてもいいかなと思ったりします。書類関係をすっ飛ばして。
それでもせめて日本から近いところに住みたい。ハワイ、カリフォルニア、シアトルそしてグアム。あ、アラスカも近い。
なにしろオハイオ乗り換えがあり、シカゴまでやっと行っても、そこから14時間。
そして毎回時差ぼけなどで具合が悪くなる!2週間以上!
なので前回も毎日「だるい~動けない~」と言い、実際ベッドから出られなかったことも。
毎回会っていた中学の友達とも会う約束したけど、疲労で会えず。ごめんね。
体が弱すぎるのか、オハイオが遠すぎるのか、
あ、年齢……
でもまた行く!!そして今年こそ、か、来年春には引っ越しを考える!!