コタローちゃんは、悪性リンパ腫という消化器系の癌を発症して11月1日から抗がん剤治療中です。
私も19年前にステージⅢCの乳がんで手術、抗がん剤、放射線、ホルモン治療をしました。
抗がん剤がとにかく辛くて、医者にやめたいと訴えたこともありました。
なのでリンパ腫の癌だとわかり、獣医がchemotherapy(抗がん剤)と言った時、すごくショックを受け「苦しむ治療はしたくないんです、もししなければどのくらいの時間が残されていますか?」と聞くと
「腎臓の数値が非常に悪くて、しなければ今週末は迎えられない」と言われました。約一週間……そして続けて
昔の動物の抗がん剤は人間のもののように激しい副作用があり、見かねた飼い主が「もう安楽死させてくれ」という人が多かった。でも最近の抗がん剤はとてもマイルドでどちらかというと緩和ケアに近いものだ。とおっしゃられ、私たちはすぐに始めて欲しいと伝えました。
その日から毎週一回の抗がん剤。1度休憩をはさみ、病院で6回の抗がん剤を受けました。
抗がん剤は一回約300ドル 血液検査などは別料金がかかります。最初の入院と検査では5000ドルかかりました。
保険に入っていなかったのでペットのローンにしてもらっています。
チャチャはすぐに保険に入り、すぐに腎臓など調べてもらいました。カルシウムの数値が高いけれど、腎臓に異常はありませんでした。
実はチャチャの方を心配していたんです。コタローはいつも元気いっぱいで、走って遊ぶほど。チャチャは食べ過ぎ飲み過ぎだし、太りすぎで歩き方もドスドスという感じで、老け方が早い気がしていました。
「食べ過ぎはニンゲンが悪いんじゃないかニャ」はい、すみません。
なのにコタローがある日突然、本当に突然食欲と元気がなくなって、病院に行ったら「一週間かも」と言われ青天の霹靂で気が動転して3人で泣くばかり。
今は少し落ち着いて、週に一回の通院。数日は食欲が落ちたり、チャチャが怒ったり(抗がん剤の匂いだと思います)していますが、その後は病気なんて思えないほどの元気です。
とにかく、できることはしてあげたい。と思っています。
毎日家でシリンジで与える薬がまずいようで、これがすごく大変です。でもそれ以外は本当に元気に見えます。
治ったのではと思いたくなってしまいますが、この病気は厳しいようです。
希望は捨てないようにしようと思っていますが、現実も受け入れて、とにかくコタローが快適に過ごせるように努力したいと思います。
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