猫の悪性リンパ腫治療費まとめ コタちゃんが恋しいです。

コタロウとチャチャ

 

 

 

アメリカでペット保険に入っていない場合の治療費の参考になると思い、ブログに書いておこうと思います。

なかなか取りかかれませんでした。

コタちゃんがお空に行ってから、もうすぐ3か月。

すごくすごく恋しいです。

大丈夫と思える日もあれば、涙が出る日もあります。一日も忘れることはないですが、いないことに慣れることもないのだと思います。

ものすごく仲良しだった兄弟のちゃちゃも、数日探すそぶりをして夫を泣かせていました。

すごく甘えん坊になり、リボンで遊んでとせがみます。そんな遊びはもう数年もしていなかったのに。

大きな声で泣きはじめました。コタちゃんがしていたように。

チャチャも若くはないので心配ですが、一日一日を大切に後悔なく、愛情持って暮らせて行けたらと思います。

コタちゃんの写真を整理してUPしたいのに、見始めると涙が出て見ることが難しいです。

しばらくしたら、整理して思い出をブログに書きたいと思います。

おとなしくて、やさしくて、でも食いしん坊だったコタちゃん。日本語の「ごあん」を話せました。本当です~。

 

さて、治療費について。

ある日突然食欲がなくなったあの日まで、ものすごく健康でした。

アメリカはニンゲンの医療費もとんでもないのですが、ペットも同じく高額です。

それでも保険について最近まで話し合ったことがなかったのです。

LAでアダプションし、13年以上前の子猫の時に一度獣医に連れて行きました。

もちろんワクチンや去勢には連れて行きましたが、ある日走り回った後に犬のように「はあはあ」と呼吸をしていて、その時に連れて行きました。(ネットに猫はそういう呼吸しないと書いてあったので)

特に問題はなく、でも「念のため」とコタのレントゲンを撮り「心臓が少し大きい」ことがわかりました。

この時の治療費が約500ドルで驚いて保険に入ろうかと調べたことはありました。

当時母の呼び寄せをしたり、そのための市民権の試験をしたり、その後オハイオに引っ越し、そこで母の保険問題も出てきました。経済的にも全く余裕がなかったのですが、今考えると言い訳でしかなく、入っておけっば良かったと思っています。

話を戻します。

 

年に一回のワクチン注射だけの獣医費だったので、オハイオに来て以来ペット保険の事を考えていませんでした。過去記事 獣医で定期健診とワクチン

ちなみに年に一回のワクチンは150ドル×2で約300ドルです。

 

さて、ある日突然 食欲なくなり目に力がなくなり、明らかに様子がおかしく、いつものところではなく、緊急の大きい動物病院に連れて行きました。

2022年10月29日から11月1日まで2泊の入院で血液検査、超音波の検査で大細胞腎および小腸リンパ腫だということがわかり、すぐに抗がん剤の治療をすることに。

この時の支払いが4762ドル 140円で計算すると約66万6千円

明細をもらっていますが、すべて書くと長くなるので重要なものを少し。

緊急での訪問が135ドル、入院1日100ドル、輸液12時間138ドル、抗がん剤213ドル要介護12時間136ドル、スペシャリストの相談171ドルなどがずらっと続き、一番高価な項目が超音波胸部442ドル 腹部110ドルで合計約550ドル、検査と介護、捕液そして薬。

4762ドルには本当に驚きましたが、まだ始まりでした。この日からほぼ毎週の抗がん剤が始まりました。一回につき300から500ドル。検査の日はさらに高額になり、手元の書類を見ると、950ドルという日がありました。

抗がん剤は高価ではありましたけど、後悔はしていません。

最初の1日目の入院検査でいろいろとわかり、2日目に抗がん剤をすることに決めたのも私たちです。

この時に治ることはないことを告げられ、安楽死の選択もありましたが、それは痛みなどで必要なとき以外、絶対にしたくなかったですし、抗がん剤治療も治るためではなく数か月でも元気で過ごせるQOLのためでした。

抗がん剤の専門医と相談を重ね、決めました。そして数か月本当に元気で嬉しそうに前と変わらずに過ごすことができました。

私たちも、その間にかなり心の準備ができたと思います。

最初に具合が悪くなった日は家族全員パニックで号泣しかできませんでしたから。

そして5か月後に、その日が来ました。 悪化から旅立ちまで

急に具合が悪くなった3月29日から1日入院。最後の望みをかけて、もう一度抗がん剤をしましたが翌日もぐったりしたままで、ここでもまた「このまま入院させるか、もしく安楽死を」と告げられましたが痛みがないのであれば連れて帰りたいと、家で看取ることにしたのです。

この最後の治療費が2300ドル 約32万円

スぺスアリストによる検査112ドル CBC抗がん剤225ドル 超音波検査350ドル2級の介護12時間で150ドルなど そしてIVや薬や入院費など。

細かく計算していませんが、保険なしでのリンパ腫の治療は約15,000ドル 約210万円はかかったと思います。

ペットローンのようなものがあるので、それで支払いを続けます。

高価でしたけど、私たち皆良かったと思っています。

この病院は24時間体制の緊急病院でもありますし、獣医がそれぞれスペシャリストで、抗がん剤専門の獣医がいます。ものすごく清潔で設備も素晴らしいところでした。

獣医もスタッフもプロで、しかも。とても良くしてくれました。気持ちに寄り添っていただき、スタッフ一同からのカードでまたボロ泣きです。

どうしても気分が沈みがち。チャチャに癒されていますが、今から心配になってしまいます。

ちなみにチャチャは保険に入りました。高齢なので選択肢が多くなかったのですが、半額カバーできると思います。

 

昨年から私もボーングラフをしてこれからインプラントをします。我が家もう、すってんてん(古いな)でございます。

ペット保険絶対入った方が良いです。それから歯の保険も、もう少しカバーしてください~!!

 

 

 

 

 

コメント

  1. ジュディン沙織 より:

    初めまして。偶然ブログを拝見することになり、共感することが多くコメントさせていただきました。私もオハイオに住んでおり、愛犬を数ヶ月前に亡くしたのでブログを読ませていただき胸がいっぱいになりました。私も愛犬が糖尿病などの持病をかかえていたため、医療費は大変でしたが、どんなに借金を背負っても出来る限りのことはやってあげたかったので後悔はありません。とはいえ、やっぱり保険があったらとも思ったりもしました。まだまだ悲しい気持ちが続いており、新しいペットを迎える気持ちにはなれないのですが、いつかまた…とは思っていて、その時はペット保険に入らないとな…って思っています。
    私は日本人なので安楽死はなかなか受け入れられなくて…文化の違いかもしれないですが、今でも怖くて仕方ありません。
    経済的な理由で治療ができない状況でペットを迎えることは自分勝手な気がするのでペット保険についても調べないといけないなと考えています。
    よろしければ今加入中のペット保険を教えていただくことはできますか?

  2. tomotan より:

    ジュディン沙織さんへ はじめまして。

    返信がすっかり遅くなり、大変失礼しました。
    しばらくPCをあけることなく、あっという間に日々が過ぎてしまいました。
    ペットとのお別れは本当に辛いですよね。
    3か月経ちますが、いまだにふとした瞬間にメンタル崩壊しそうになります。
    病院本当に高いですよね。それでも、できることは全部したかったので後悔はありません。
    安楽死は本当に考えたくありませんよね……。

    ペット保険はEmbraceというところです。
    GoogleでPet insurance と検索して Forbes の 5 best insuranceに出ていたものにアクセスしました。
    サイトに行って、動物の種類、名前、年齢など書き保険料を見積もってもらいます。
    そこで一社に決めました。
    しばらく各保険会社からメールがいくつも届きます笑
    人間もですが、アメリカの保険の大切さを痛感しています。

    コメントありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました